夢語り

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  「部活を創設して、そこで青春をしたい……か。大層な理由だ」  紙を持ち上げ、職員室に向かう。今は取り敢えず、願書にオーケーを貰うことが最優先だ。  幸いにも担任からの願書の評価は大絶賛であり、曰く『貴方が書いたものじゃないみたい』と皮肉めいたお言葉まで頂いた。  何はともあれ、無事に願書を書き終えた俺は、これから起こる高校でのビジョンなど、何も持たず、考えぬままに今ある一時の解放感に心を寄せていた。  このお話は少年と少女が部活を創るまでのちょっとしたお話。  
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