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咽び鳴く子の眼は朱く
障子から覗く二つの眼球
晒された過去の傷が開き
瞳は黙ったまま閉じて
語るは無言の救いのみ
腕に掴まらぬように隠れている
首を右手でギリギリ締め上げ
そのまま逝けずにクラクラ
苦痛の連鎖がギチギチに絡みつき
生きる事が絶望…
逝きる事が幸福…
バラバラに散る感覚に堕ちる心
錯乱した感情はグルグル廻り
歪んだ(仮面の)表情ガラガラ崩れ
造り方を忘れた笑顔
繕い方を忘れた偽善
誰も知らない私が此処に…
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