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「おはよう、羽野君」
「あ、おはよう真紀…今日が入学式だね」
僕達は、以前合格発表の時に出会ってから大分仲がよくなっていた。
家も歩いて十分くらいの近い距離にあるから卒業してから何度もゲーセンとかに遊びに行ったりして過してたら、いつの間にか…仲良くなってるもんだね。
「羽野君とクラスが一緒なら良いんだけどね~どうなんだろう?」
「分からないよ。でも僕も一緒だといいなっ」
そうして道を二人で歩いていたら、途中でひょろっとした男性が歩いていた。
「おはよう木坂君(きさか)。木坂君もこれからがっこう?」
「亮(りょう)おはよう…もしかしてお前も第二高校?」
「おっ、真紀ちゃんに羽野じゃん。おはようさん♪羽野の言う通りだよ、俺も何故か受かっちゃってさ~大助かりだよ」
彼は木坂亮太(きさかりょうた)。俺と去年まで同じ学校に通っていたんだが、小学校は真紀とおなじ小学校らしい。
ちなみに彼らの通う第二高校は私服登校の為に、すぐには気づかなかった。
「お二方、のんびりしているのはいいんだけどね…もうすぐ入学式始まっちゃうよ?」
そう言われて、羽野と真紀が時計を見ると…八時三十分をさしていた。
「やばいっ!急ごう真紀!亮!」
「は、はいっ…急がないと初日から問題児扱いですからねっ!」
そういって真紀も走っていく…
「あ、でもこうやって走っていると途中でパンを加えた男の子とクロスボ〇バーみたいな出会いが…」
「そういうのはいいからね!?真紀ちゃん!」
ナイスツッコミだ。亮
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