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香澄は無駄の無い最小限度の動きで移動と索敵を繰り返す。
私も由宇も最小限の動きで追従する。
10分後、香澄が目標を見つけた。
ハンドサインで最小限の情報を展開する。
11時方向、600m先、2人
私はライフルを構えると撃つ。
観測手の頭部に命中し死亡を確認。
目の前で起こった事態にあたふたしているうちに私のボルトは引き終わり、第2射で、狙撃手も射殺。
「由宇、距離600m、三國は警戒経験不足、有馬は敵襲判断時の回避行動が出来ていない」
状況と問題点を由宇に報告する。
由宇は、部隊運用のエキスパート。
問題点の把握などすぐに出来る。
そんな調子で10ペアまで仕留めていった。
そんな中、ある異変に気がついた。
…香澄の殺気が増した?…
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