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評価発表
訓練生を集めると私は口を開いた。
「おめでとう。諸君らは2階級特進となりました」
…恨みを買うのは私の役目…飴と鞭が必要な教導隊では私は鞭となろう…
「君達はどうしようもないヒヨコのようだな。戦場に転がる石の方が役にたつようだ」
そう言うと、訓練生から殺気が増すが、赤く装飾された兵の前では殺気も笑気に見える。
香澄に視線を送り、後を任せる。
「…とりあえず、撃たれた状況のわかる者はいるか?」
香澄の問いかけに、2名手を挙げる。
アホの集団の中で唯一狙撃戦となった三島臼井ペアだ。
あとの訓練生は理解すらしていないとみる。
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