指令

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由宇は朧と香澄を内線で呼び、臼井に訓練生全員を武器庫前に待機させるように指示を出す。 すぐに朧と香澄は由宇の部屋へと着いた。 既に目は覚めているようで、不機嫌な顔をしている。 「あの騒々しいドアの音は葛城さんですか?私の眠りを妨害すると上官と言えども怖いですよ?」 「あたしも寝てるのを邪魔していいのは恋人だけと決めてますが?」 不機嫌なのは顔だけでは留まらなかった。 「緊急事態だ。今から叩き起こした理由を説明する」
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