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俺の言葉に煽りを入れるのは香澄が担当した。
「いいか、ヒヨコ達。いや、和ませる分だけヒヨコの方がマシだった。
しかし、それは昨日までの話だ。今からは別の呼び名がお前達に付く。兵士達だ。
不可能な作戦は立案しない。出来ると踏んでの作戦だ。期待に応えろ。あたし達を失望させるな。
なんとしても生きて帰るぞ!」
そう言うと、高揚感から冷静に分析する時間を与えず、俺が締める。
「各自、武装して乗車」
かくて、薄らいだ恐怖を高揚感に錯覚させ、俺らは出撃した。
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