ある日、俺死にました

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「そして貴方には願いを8つ叶えてさしあげます」 「8つ?」 「元は3の予定だったんだが、2つ増やした」 「?…なら5つじゃ?」 3に2を足したら5だよ 小学生でも分かる計算だよね? なのに何で8つになるんだろ… 「人間に生まれる魂は最高神である創造神……つまりリンに3つ自分が人間にいる間に必ず叶えたいことを言うんだ そしてそれを自らの手で叶えられたら、叶えた数をまた魂が戻った時に叶えられる範囲で神が願いを叶える ………例えば一番多いのは転生だな」 な、なるほど…… 何かちゃんと出来てるんだなぁ… って… 3つって事は… 「俺は今までにもう全部俺の手で叶えたの?」 「そう言うことになるな」 「………リン、なんだったか覚えてる?」 「えぇ……勿論です 1つ、人を嫌いにはなったとしても、何が有っても憎みはしないし恨みはしない 1つ、自分の力で、己を守れる程になる 1つ、……大切な者の為に自らの身体を使う」 ……………確かに、俺は何が有っても誰を憎みも恨みもしなかったよね それに、俺がいた世界で俺は色々やってたし十分に自分を守れる力をつけてた でも…… 「最後……俺、叶えたっけ?」 「えぇ…叶えていますよ」 「…ま、いっか シリアスは嫌いだし?」 詳しくは聞かないでおこう。 シリアスは大の苦手だっ!!! いや…まぁ、俺のせいなんだけど……  
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