第二章 :出発:

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(あれ?どこだここ。家の中みたいだけど。) 「アッ、オキタンデスネ。」 声のする方を見るとコンパニオンがいた。 「あ、ああ。どこなんだよここ。」 「ワタシノウチデスガ。キノウハモウオソイノデキョウニスルッテイッテタジャアリマセンカ。」 「言ってねーよ。マジかよ、娘さらわれてんだよこっちは!」 (…つーかなんでこんなことになってんだ?……………ダメだ思い出せねぇ。) 勢いよく立ち上がる。 「すぐ行くぞ。」 「チョットマッテ、モウスグオベントウデキルカラ。」 と言ってにっこり笑った。 「ピクニックじゃねーんだよ!バカが!」 そう言ってコンパニオンと家を出た。
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