春を待つ季節

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一度、点いてしまった火は、そう簡単には、鎮まらない…それは、俺も、千秋も同じ。 千秋の中に潜り込ませた、俺の指に絡みつくものは、千秋の正直な気持ち…。 「…ぁあ…んはぁ…あきっ…ごめ…ん…。」 「…なんで、謝るの?」 「…はぁはぁ…だって…んっ…あたし…だけ…んぁっ…」 「今は、千秋が気持ちよければいいんだよ。俺は、後で、いい…。」 「…ぁぁ…っはぁ…ダメだよ…あきっ…一緒が…いいよぅ…。」 縋り付いてくる千秋は、必死に何度も、訴えてくる。 「わかったから…。ちょっと待てよ…。待てるか?」 「…んん…待つよ…。」 答える声が、震えてる…。 俺は、自分のジーンズのボタンに手をかける。 千秋は、自分が邪魔だと気付いて、膝から、一度下りて、俺の準備が、出来たのを確認すると、体の向きを変えて、自分から、俺の物を迎えに来る…。 「…っん…はあぁ…」 時折、千秋は、すごく大胆になることがある…今なんて、まさしくそうだ…。 自分から、腰を動かす様は、エロいとしか言いようがない…。 「千秋、お前…、エロ過ぎだ…くっ!…加減しないと…俺…我慢…んんっ…できなくなるぞ…。 …はぁはぁ…一緒が…いいんだろ…?」 「…うん。…一緒が…いいの…」 「なら、主導権…譲れ。」 彰にも、余裕がないのが、あたし、わかったの…。 だけど…あたしの中にいるもう一人のあたしが、いうこと聞いてくれない…。 「…千秋…駄目だっ…それ以上…ぅああっ…限界…マジで…。」 もう一人のあたし…ずっと、大人しくしてたのに…。
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