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私の働いてるコンビニは暇だ。
理由は毎日毎日柄の悪い人達がコンビニ前にたむろしてるから。
「今日も暇…ですよね。」
海道くんは苦笑いだった。
「だよね…うちの商品買うわけでもないのにね。」
「ですよね…潰れたりしないですよね?」
「危ういよね;」
そう噂していると、珍しく店内に入ってきた。
きっとクーラーにあたりに来ただけに違いない。
最後に入ってきた人が大声で電話していた。
「あぁ?双龍だと!?」
ソウリュウ…どこかで聞いたような…
ソウリュウ…あ!!スケだ!
「潰すぞ。神谷ぜってぇー潰す!」
神谷って…スケじゃないよね!?
海道くんに断って、今日登録したばっかりの番号に電話した。
「…はい。」
スケ…だよね?
さっきより声が低いような?
「えっと…スケ?」
「え!?リコちゃん!?絶対連絡くれないと思った!」
「そんなことより大丈夫?」
「ん?何が?今何してるの?」
「バイト中だよ。
それよりね、不良の人達がソウリュウだの神谷ぜってぇー潰すぞ とか言ってるんだけどスケの事かなーと思って…」
「リコちゃん今どこ!?」
急にスケの口調が早口になった。
ちょっと焦ってるかんじかな…
「桜木町…のコンビニのバイト中。」
「桜木!?わかった!また電話するから!
不良に着いてっちゃダメだよ!」
バイト中だから大丈夫!と言うと、スケは優しい声で「バイト中じゃなくてもダメだよ?それじゃあね。」って言って電話が切れた。
んーとりあえず大丈夫なのかな?
…
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