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四人仲良くなってから、智久と仁と二人きりで会う機会も多かった。
仁とは音楽の趣味が合ったし、智久とは一緒に買い物したり。
だからそれぞれの良いところを知る時間もあって…
気づけば私は、仁を好きになっていた。
ワガママでマイペース、ガサツで不器用なのに…
繊細で優しくて子供みたいで…
そんなとこに自然と惹かれてた。
でも私を信用してて、大切な友達だと言ってくれるから、きっとそれ以上にはなれない事も承知。
ただの片思い。
でも友達ってポジションにいれれば、いいって思ってたのに…
5月の連休に入る前、いきなり深夜に仁からの着信。
落ち込んだ声が愛しくて…、真夜中にスッピンのまま部屋を飛び出した。
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