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けどそれから智久の誘いが増えた事に、少し戸惑いを感じた。
倫子の気持ちを知ってるから。
だから四人で行こうよって話したり、極力二人きりは避けたりもした。
それでも四人でいるのが辛い時は、どこかで智久を頼る自分がいて…
またそんなズルい自分に自己嫌悪。
どうしていいかもわからないまま時間が過ぎて、7月になり仁の誕生日。
当日は仕事だったけど、翌日はみんな休みを取ってたから、仕事が終わった後に仁の誕生日を祝うために、夕飯を四人で食べた。
欲しいって言ってた私からのプレゼントよりも、少し的外れな倫子のプレゼントに喜ぶ姿が、凄く痛かった。
とにかく胸が痛いけど、平気なフリして笑って…
それから仁と智久の他の仲間からの呼び出しで、二人が行きつけのクラブに向かった。
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