にゅうがくしき

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「シンプルな作り…嫌いじゃない…」 「ほんとだねぇ…いいなぁ。春遊君何号室なの?」 「俺は22号室だ。」 「結構低いんだねぇ。」 「はやく入るぞ…」 ガチャ… 「お、来た来た!」 「初めまして、ダイヤクラスの夏山弥生です~、同居人になる方、いらっしゃいます?」 「あ~、初めまして俺、鼬秋彦(いたちあきひこ)って言います、宜しく。」 「よろしくお願いします~。」 「んでこっちが…」 「蛭川冬士(ひるかわとうじ)です。よろしくです…でもここ男子寮…」 「ああぁそうでした…私じゃなくて彼がここに住むの。」 「…桔梗春遊だ。よろしく…」 「よろしくな。じゃあ俺のことは秋彦。」 「俺のことは冬士って呼んでくれよ。」 「あぁ…努力してみる…」 「じゃ私そろそろ行くね。秋彦君、冬士君、くれぐれも春遊君をよろしくお願いします…」 「うん、まかせてよ。」 「あぁ、まかせな。」 「おい弥生、てめぇいつから俺の保護者なんかになりやがった…」 「そそ、それじゃあお邪魔しました。じゃあ春遊君また夕御飯にね。」 「おいっ、待てっ。くそっ、逃げ足だけは速いんだな…都合のいい女だ。」
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