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まあちゃんのおばあちゃんの家の近くには、大きな森がありました。
「まあちゃん、あの森へは一人で入ってはだめよ。迷って帰れなくなったら大変。」
まあちゃんのママは、おばあちゃんの家に行く車の中で、何度もそう言いました。
「わかった。約束する。」
まあちゃんは元気よく答えました。
おばあちゃんの家が近付い来ると、その森も近付いて来ます。
大きな大きな森。
風が吹いて、さわさわと森の木々が揺れました。
まあちゃんは少し怖くなって、ママにぎゅっとしがみつきました。
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