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「話をしよう。あれは36分……いや、14秒の前の出来事だったか。俺は携帯を左手に、右手にデミグラスソースを持っていた。気が付いたら、携帯にデミグラスソースをかけていた。俺の携帯がデミグラスソースの匂いを漂わせるようになった。俺はその携帯に72通りの名前を付けた。最初は……確か『ハンバーグ』だった。デミグラスソース以外なんの調味料も合わないヤツだったよ」
『そんなソースで大丈夫か?』
『大丈夫だ、問題無い』
ヒュー……
ベシャ。
※ハンバーグはログアウトしたようです。
【シェフは言っている……
……ここで捨てるモノではないと】
一旦CM入りまーす。
『そんなソースで大丈夫か?』
『一番良いソースを頼む』
ヒュー……
ベシャ。
『もしもし? 今回も駄目だったよ。』
作者はなんだかんだで幻想入りしました。
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