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「あれ?内ー!!ケータイ鳴ってるー!!」
ガッキーに言われ見てみると<着信:亮ちゃん>と表示されていた
「えっ!!亮ちゃん!?」
慌てて通話ボタンを押した
「もしもし?どうしたん?」
『いやっ…今日はお前の誕生日やろ。まだ何も言ってなかったから…』
「忙しいんだから別に大丈夫やで♪」
全然大丈夫じゃかったくせに強がってしまう…
今も嬉しすぎて視界が歪んでいるくせに
『ほんまは時間ぴったりに電話するつもりやったんやで!!けどあのスタッフがミスるから……』
「怒鳴ったりしちゃダメやで!」
『怒鳴ってへんわっ!!』
『…けどヒロももう25歳か。早いな…』
急に静かに喋りだした亮ちゃん
「もう十分大人やで♪1人でも大丈夫やし」
『オレにとってはまだまだヒヨコのまんまや。1人で大丈夫とか言うなや…さみし『あっ!亮ちゃんー!!唐揚げ弁当でいいー??』…うっさいんじゃー!!ボケぇぇ!!』
珍しく素直になった亮ちゃんのいいところで邪魔をしたたっちょん
昔と変わらないマイペースなたっちょんと亮ちゃんの怒鳴り声
電話越しにはなだめるヤスの声やマルちゃんの笑い声が聞こえる。
『もしも~し?えっと…内やろ?』
「そうやけど…横山くん!?」
『おん♪ケータイ置いて大倉怒鳴ってるから借りた!』
横山くんの声は楽しそうやった
『内、誕生日おめでとう!直接会って言えなくてごめんな』
「ええよ、ありがとっ」
『あんな可愛いかった内がもう25歳やなんて信じられんや』
「横山くんが30歳のほうが信じられへんやろ…」
『それは褒めてるのか?まぁ、オレは昔から…『横山くん!?なに勝手に話してんの???』
自慢げに話そうとした横山くんからケータイを取り返した亮ちゃん
やっぱりみんなおもろいな♪
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