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『電話、なげぇよ!』
ふくれっ面のテル
「別にいいでしょ?それより、また辞めたんだって?もうすぐ25才だよ?しっかりしなよ!」
テルは、2才下なんだ。
『別に!だって疲れるし。やってられん!』
どうしょうもない弟だわ…
「そんなんだから、彼女も出来ないのよ!」
言っちゃった。でも本音だし!
『別に!いらないから…俺が欲しいのは…』
ジーっと見られた。私が、後づさりしてしまうくらい…
「その子も、こんなテル見たらガッカリね!」
キツく言わなきゃ、テルの為にならない!
そのまま、テルは、無言で、部屋のドアの方に行った。
《ガチャ》
"えっ……!"
そのまま、押し倒された。激しく抵抗したけど、かなわない!
『やめて!』
顔をバシバシ、叩かれ、服は、引き裂かれていく……
恐い!!
涙が出てきた…
「俺が好きなのは、姉ちゃんだけ!ずっと…なのに…姉ちゃんが、悪いんだ!」
頭を叩きつけれ、記憶が、遠のいていく私…
弟に、こんなに苦しめられるなんて…
最高に幸せな日の次の日…最悪な日になった。
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