再就職

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実習先で3カ月を終え、スムーズに再就職することが出来た。 今想うと、順調に進みすぎたのかもしれない。 就職する日が決まり、働く前に遊んでおかなければ休みが取れないと想い。 働く前に、十数年来の親友が金沢に住んでいたこともあり、金沢へ(片道、高速バスで8時間)泊まりに行った。 親友とは、小学校と中学校共に同じ学校であり。 彼女には何でも相談したり、素の自分をさらけ出せる存在であり、何でも知っている。 あたしは、すぐに忘れる癖があり、人の話をあまり聞いてないし、病んでいたりする。 親友に相談すると、的確にアドバイスもくれる。 頼もしい存在だ。 性格は正反対であり、彼女は容姿端麗で頭も賢く謙虚である。 あたしにないものを彼女は持っている。 スーパーでのバイト生活をしていた時に、彼女はあたしに 「喋り方がおばさん臭くなったね」 と言った。 まぁ実際、年齢層は高かった気がする。 化粧をするのも服を選ぶのも、正直めんどくさかったのだけど。 廃れていた二十歳前後。 それでも、高校の途中位あたりからか。 それまでは、自分さえ笑ってさえいれば、周りも幸せであるだろうと。 その当時は、その格言(?!)を信じてやまなかった。 もしかしたら、上辺だけの付き合いだったのかも。 ありのままの素でいようと想ったのも、それからだった。 別におもしろくもないのに笑わなくてもいいし。 何処か冷めた自分。 そういえば、高校の時も、女子同士でグループを作りたがってる子たちばかりだったな。 あたしは、そんな女が戯れるだけのグループ(嫌味な言い方だけど)が大嫌いで仕方なかった。 お弁当を一緒に食べるのも、何故に机を寄せ固めて食べるのかとか。 トイレに行くのも、連れションとか。 グループ自体がめんどくさくて。 属さなかった気がする。 あたしは、グループに関わらず話したい子と話す感じ。 グループという形にはまらず、固定もせず。転々としていた。 女はグループを作りたがり、群れと化しているから。 男が正直、羨ましかった。 時に、女は好きな男が絡むと怖い。 実際、友達ではないクラスが違う女の子と、元彼が付き合ってたことにより、面倒な女たちに嫌味を放たれたこともあった。
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