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「美里…ごめん、俺由美がやっぱり好きなんだ」
「由美が好きでもいい…裕也が好きなの」
「美里…」
美里は強引に裕也にキスをした…
裕也は、一度は抵抗しようとしたけど、酔っているのもあり、美里を受け入れたー…。
そのまま二人は、身体を激しく重ねあい…私の見ている目の前で…
酷い酷い!!
許せない!!!
全身に怒りのパワーを溜めた私は一点を見つめた
許さない!!
絶対に許せない!
美里も裕也も許せない!!
次の日から頻繁に美里は裕也のアパートに来るようになった
私がいなくなったからって…どうしてそんな態度変えられるの?
美里?私と貴女はお友達だったよね?違うの?
酷いっ…何度となく見せられる二人の情事
悲しくて悲しくて、いっそ魂になるなら、神様気持ちごと持って行ってくれたらよかったのに。
いつの間にか怒りのパワーだらけになった私は気づかないうちに悪霊になっていたのだろう?
毎晩毎晩裕也の枕元にたち、首を絞め始めた…
裕也?一緒にいるっていう約束守ってもらうから
小さな力しか加わらないんだろうか?
少し苦しそうな顔をしてまた寝てしまう
裕也?あんなに愛しかった貴方にこんなことをする私を許して…
でも、ずっと一緒にいたいの
だから貴方もこっちにいらっしゃい
大好きだった顔
大好きだった全てが
大好きだった裕也が…
美里になんか、もう渡さない…誰にも渡さない
私の裕也
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