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「お前は今地球に生きている全ての人間に助ける価値があると思うか?」
「……うん。まぁ」
「オレはそうは思ってねぇんだよ。世の中には平気で人を騙す奴だっているし殺すような奴だっている。むしろ人口の9割はそういったゴミみたいなやつだ。」
「ははっ、手厳しいね桐弓ちゃんは」
「そうでもねえよ。みんなゴミだ」
凉子がなんだかジト目で見てくる。
「桐弓がいつもフナムシのような眼をしてる訳がわかったような気がするよ」
……オレはそんな眼をしてたのか!?てかフナムシってどんな眼をしてんだよ(笑)
そんな不満を抱えつつ凉子に質問した。
「お前はそんなゴミどもを守ってて自分の大切にしてるものを守れんのか?」
「……………………。」
「大切なものは近くで守っておかねぇとすぐに失うぜ?」
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