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デスクに戻ったオレは迫り来る魔の大軍(書類)に今日も1人戦いを挑む。
「ま~た怒られてたね桐弓たん!そしていよいよリストラの危機と来たもんだ、ヤバいね~笑いしか出てこないよ」
隣で嫌味を飛ばしてくるのは同僚の田上 凉子(タガミ リョウコ)
彼女もまた魔軍(書類)と戦う我らがフロア屈指のファイターである。
しかしながらオレとは違い優秀な彼女だ
きっと積み上げられた書類の山もオレの消化する時間の半分ほどで終わらせてしまうだろう。
同世代最強の彼女はその書類消化の速さから一部の人間のあいだでは瞬神の名で崇められていたりいなかったり……
そんで容姿までパーフェクトときたもんだ
天は二物を与えないなんて言葉と真っ向勝負できるほど彼女にはいろいろと揃ってやがる……
「うるせー凉子、オレはお前みたいに上司の浮気現場押さえて脅せるほど曲がっちゃいねぇんだよ」
ちなみに性格には難有りだ。
「アハハ、褒め言葉と受け取っておくよ」
どうしてそうなる!脳内でどう変換されたんだこの野郎~
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