侵略①ー①

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それからアンタの稀少な性癖をばらされたくなかったらメシを奢れと脅され何度も喫茶店やらで金をしぼりとられた。 なんと恐ろしい悪魔だろう……… うれしそうにエロ本のタイトルを耳元でささやいてくる彼女に戦慄したねオレは 「苦い顔して何考えてんのさ?」 「お前との思い出を振り返ってた」 「やだもう恥ずかしい……」 「頬を赤く染めるな!大体お前との思い出はろくでもないことばかりだろーが!」 「もぅ、素直じゃないんだからぁ♪大体なんで私をいつも信じてくれないのよ~」 「人を平気で脅せるようなやつを信用なんかできるか!」 「あぁ~♪」 「わかったか?」 「【ロリータ観察クラブ】だっけ?」ボソ 「おっ、おま…ぇ…お前はまたそうやっておれを脅すつもりか」 耳元でボソッと呟かれた言葉は軽くオレの心を抉った。 「アハハ、もう十分楽しんだからいいよ」 全く、侮れない女である。 そんなこんなでいつもの日常的なお昼休みは過ぎ去っていった。
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