侵略①ー①

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午後3:00 空調の整った涼しい室内、窓から照りつけるお日様のポカポカとした日差し。 そんな気持ちのいい日差しに当てられ、オレの意識は火星あたりをさ迷っていた。 ようするにうたた寝 そんな中起きた突然の異変 日差しを遮るなにか…… 「キャーーーーーーー!?」 うたた寝していたオレは突如聞こえた布を切り裂くような悲鳴を聞き急いで顔を上げた。 悲鳴を上げた女性社員は窓の方を指差して顔を青くしてワナワナと震えている。 すぐに窓のほうに目を向け視界にうつり込んだ状況に脳は思考を放棄した。 オレの働くフロアは高層ビルの28階に位置し、その高い場所からは東京を一望でき、まだ未完成の東京スカイツリーもいい感じのポジションでみることができる。 そんな絶景に感動した女性社員が思わず叫んでしまったのだと、だれもが信じたかっただろう。 オレの眼に映り込んだのは空を覆い尽くすような巨大な円盤型飛行物体。 テレビなどで何度も眼にしてきた…… 未確認飛行物体。 U F O まさにそのものだった。
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