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なんだこの感覚…力が溢れる。
パァン…
銃声?
あぁ、殺されそうだったんだっけ。
顔を上げるとスローモーションで鉛弾が飛んで来るのが見える。
なんでこんな遅いんだ?
これなら掴める。
パシッ
『ふひッ!?』
「悪は滅ぼせ…か」
ゆっくりと立ち上がる。
あれだけ痛んだ傷は血を流すだけで、特に痛くはない。
これならアイツを滅ぼせる。
『力を解き放て』
またあの声だ。
『力』の正体は分からないが、頭の中では何をすれば良いのか分かってる。
不思議な感覚だ。
「――…変身」
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