*『ユメ』だった時

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それから何時間か過ぎた。 アタシとさくらちゃんは公園の滑り台にいるの。 さくらちゃんは泣きながら話してくれた。 「お父、さんがね、お仕事で、遠いところに、行くんだって…。 そこに…ユメは行けな、いんだって…だから、ユメを、捨てるって…。」 そんな…。 別にアタシが捨てられるのは構わない。 でも、さくらちゃんがこんなに悲しんでいるのに…。
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