第1章

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世界は破滅しかけていた 大企業の倒産やデモなどで国々は衰退し、昔に行われていた植民地制度が様々な国で復活し他国を取り入れることで財政を安定させていた。 その為国々は力をつけることが最優先になり軍備の増強を続け国民を支配するようになっていった。その中でゆいつ別の政策を行っていた日本は様々な国と同盟を結ぶことで中立の立場を取り続けていた……… 「腐ってる…」 そう呟いた俺 神夜 優は新聞を見ながらため息をついていた、毎日入ってくるニュースは戦争の話ばかりでたまに入ってくるいいニュースは細かく書かれすぎていて探す気すらでない 「そんなこと言ったってどうしようもないでしょ!そんなことより早く朝御飯食べなさい!」 そういいながら頭を叩いてきたこいつは 黒崎 燕 髪はポニーテールで腰ぐらいまで伸ばしている身長160ぐらいの女の子 俺の幼馴染だ俺の親と燕の親の仲がよく 昔からことあるごとに燕の親に世話になっている 今は俺の親と燕の親の仕事が忙しくほとんど家にいないので俺が燕の家に住み込んで燕に面倒見て貰っている 最初は断ったのだか燕の度重なる説得がありこのような状況になっている実際家事をやらなくていいのでとても助かっているが年頃の子供が2人で住むのはどうなのだろうか?と俺は思う そんなことを考えながら朝御飯を食べ終わると文句を言いながら燕が食器を片づけ始めたので俺はリビングの直ぐ横にある研究室に行って早速研究を再開した ここで軽く自己紹介をしておくと 俺は科学者だ 燕の父親に才能を認められて今は燕の父親の軍事会社の研究者の一人として会社に貢献している。 といっても軍事会社だからと戦争兵器を作っているわけじゃない軍事会社で働いてると言っても俺がいるのは薬局やらで売られている薬やらを発明するいわゆる社会に貢献する部所である 例えば前に作ったのは耳の聞こえなくなった人の鼓膜を作り直す塗り薬や出血を一瞬で止めるスプレーだ そして今作っているのが体の弱い人やお年寄りの身体能力を上げるたり戻したりするの機械 通称 MOLES だ 体内にナノマシンを送り込みそれを操作して身体能力を上げるのだが今は24時間フル活動出来ず、わずか2時弱しか使用出来ない 今はその起動時間を伸ばす研究をしているのだが何も成果が無いまま遂に今日高校3年生の夏休み最終日を迎えていた。
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