第2章

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次の日の朝今日から久しぶりの学校が始まるというすがすがしい朝にもかかわらず俺こと神夜 優は憂鬱になっていた 俺が朝起きると燕が何故か俺の部屋の俺のベッドで寝ておりさらに腕を一晩中枕がわりにしていたのか腕の感覚がない それだけにとどまらず現在進行形で俺に抱きついて寝ていて身動きが取れない 燕は身長160程度なので身長180程度の俺の身体にくっつきやすいのかピタッと張り付くように俺の横で気持ちよさそうに寝ているってか胸が当たってるから!それはいろいろダメだろ!おい!前にも燕が寝ぼけてこんなことがあったから部屋にわざわざ鍵つけたよな?昨日も確かに鍵掛けたはずなのに何で入って来れた!? いや今はそれよりもいやそれもかなりの問題なのだが ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!こんなことしてたらまた遅れてる!ただでさえ学校サボって研究してたりしてて先生方から睨まれてるのに新学期早々に遅刻とかしたらまた課題を山積みにして渡されてしまう ただでさえ研究進んでないのにこれ以上時間を取られるのは勘弁してほしい とりあえず燕を起こさねば! 「お~い 燕朝だぞ~」 返答なし 「燕起きろ」 返答なし 「起きろって言ってんだろうが!」パァーン 「ひっ!」 と頭を叩くと小さい悲鳴をあげながらやっと眠り姫が目を冷ました朝から疲れるな~ホントに! 「へっ!?あれっ!?なんで優が横で寝てるの!?」 「しらん俺が聞きたいわ何でお前は鍵掛けたはずの俺の部屋に入ってこれた?まぁ今の反応じゃどうせ何も覚えてないんだろうが…とりあえず離れろ!いつまでくっついてるつもりだ!お陰さまで学校初日から遅刻しそうだろうが!」 「遅刻?うわぁ!ヤバい!今すぐ朝御飯作るね!」 と言ってドタドタとリビングに走って行ったのを確認するとさっさと制服に着替えてリビングに行ったそこには既にトーストと牛乳が用意されており席に着いて食べ始めると皿を食洗機にいれた燕が向かいの席に座ってトーストをかじり始めたテレビを付けて見ると相変わらず世界の戦争やらどこどことの首脳会談やらニュースを流していた 俺はそれを見ていると燕が話しかけてきた 「ねぇなんで日本もいつ戦争に巻き込まれてもおかしくない状況なのにこんなに物価とか上がったり品物なくなったりしないの?」
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