突然龍人として生きる事になった

プロローグ

…………何でこんな事に………。

ただいま絶賛後悔中である俺は、少し前の浅はかな俺を恨む。

何故なら俺は今、巨大で黒いドラゴンと見つめ合っているからだ。というか、お互いがお互いの存在に驚いていて動けない。

幸い頭は働くから、もう一度自分の行いを思い返してみよう。

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まず、この世界には魔法が存在する。でも誰でも使える様な、簡単な力じゃない。

その素質である魔力はだいたいが遺伝で覚醒。かな～り少ないが後天的に魔力を得る奴も居ることにはいるが、省くぞ。面倒だ。

で、俺はクロード＝ノインズ。

親族に魔法使いなんていないし、平々凡々な人生を送っているだけ…………のはずだったんだが、今日はそんな日常狂ってしまった。