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「へぇ～、意外と筋肉あんだなお前！属性は！？」
何故か嬉しそうに目を輝かせている馬鹿。いや、馬鹿じゃないかもしれないが、馬鹿みたいに五月蝿いから馬鹿。
「火と闇だ」
「二属性かよ！！すげぇ！！」
属性もリリィの影響だ。元々リリィは闇属性を持っていて、それに追加して火も持っていたらしい。色のまんまだな。
「僕も質問したいな。入る部活は決めてる？」
馬鹿を抑えつけて聞いてきたのは、緑の髪に、ニコニコ笑っている男。
とりあえず顔から手はどけてやれ。目に指入ってるぞ。
「全く決めてない。まだどんな部活があるのか知らないし、入らない可能性もある」
「そっかそっか、ありがとう」
………一瞬、目が光った気がしたぞ。嫌な予感がする。
「授業もあるからショートは終わる。後は勝手に質問してろ」
教師は面倒になったのか、適当に終わらせて教室を出て行った。それで良いのか、お前。
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