始まり

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俺は妨害される前に素早く指定されていた席に着いたんだが、その途端質問攻めにあった。転入生の宿命なんだろうな……面倒だ。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 今午前中の授業が終わったが、流石魔法を学ぶ学科だな。初めて聞くような魔法の知識がてんこ盛りだ。 俺がぐちゃぐちゃになった頭の中を整理していると、何人かの男子が近付いてきた。 「や、クロード君。大変そうだね」 ていうか、例の緑髪、馬鹿。それと知らない金髪の男子だった。 「一ヵ月遅れなのに、いきなりはきつかったでしょ」 「まぁな。で、お前ら、何か用か」 俺がそう返すと、緑髪は苦笑いに変えて自己紹介を始めた。 「僕はロウ=クトネシリカ。ほら、二人も」 「おう!俺はフェルム=ユーグフラウ。フェルムって呼んでくれ!」 「俺はティオ=メサイア。ティオで良いよ」 緑髪はロウ、馬鹿はフェルム、金髪はティオか。 なんか全員美形だな。
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