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「あと、模擬戦は死にはしない様になってるから、安心して全力だしてね?あ、詳しい理論や魔術様式は、先生に聞いて」
まぁ怪我しないなら方法とかはどうでも良いさ。俺の場合、殺してしまう確率が高いから助かる。
「装備は大丈夫か?」
いつの間にか食べ終わり、デザートを手に帰ってきたティオが話し掛けてくる。
こいつが一番格好良いから、さっきから女子生徒達が振り返ってるんだが、気付いてないのか?
「一応用意はしてある。市販の奴だが、大丈夫だろ」
「魔法はどの程度使える?」
「まだ全然。初級くらいだな」
「充分だろ」
「授業では初級しか習ってないしね」
へぇ、そうなのか。思ったより差は無いのかもしれないな。
「クロード!!俺と戦ろうぜ!!」
ずっと黙っていた馬鹿、フェルムが身を乗り出してくる。もっと落ち着け。
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