誇り

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リコはshop HARUに辿り着いた。 「おっはよー!」 いつもの様に元気に言いながら店内に入って来るリコをカウンターから響と穂が迎える。 「おはよ。リコさん。 今日も元気だね!」 穂がそう言うとリコは笑う。 「上手くいってるようで何よりだな。」 響はそう言って嫌味っぽく言い笑う。 「結月さんとの暮らしどう?楽しい?」 穂がそう言うとリコは照れ臭そうに笑い誤魔化す。 「もう。べつに普通だよ。」 「ハハハ。リコさん照れてる!」 「もうやめてよ穂くんてば。」 穂は照れるリコを笑って見つめている。 響も少し笑っている。 その頃…群馬で悠はいつもの様に華道の修行をしている。 そこへベビーカーを押した麻子がやって来る。 「悠くん!」 「あ!麻子ちゃん!」 悠はベビーカーに乗った颯太へ目を移すと目尻を下げ優しく笑う。
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