希望

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そしてsunsetの撮影も始まった。 緊張している穂を結月はジョークを言って和ませるとリコへと歩いて来る。 「お疲れユヅ。」 「あぁ。穂くん緊張してるな。」 そう言って穂へと視線を移す。 リコも穂を見ながら笑う。 「無理もないよ。二人ともこないだまでは 普通の暮らししてたんだもん。」 リコがそう優しい表情で二人を眺めて居ると結月もそんなリコの横顔を優しく見つめる。 「なんだか、あいつらの 母ちゃんみたいだなおまえ…」 「へ?」 「なんか、おまえもいい顔してる。」 「そう?」 リコは少し照れたように笑う。 「そうだ、久々に御祖母様が 食事しようって連絡して来た。 今夜行くぞ。」 「本当に?やったー!!」 リコは笑顔で喜ぶ。 「久々に御祖母様とごはん! 楽しみ~。」 「あんま食いすぎるなよ。」 結月は笑っている。
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