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「おい…リコ。起きろ。帰るぞ。」
結月はソファーで眠るリコを起こしている。
「おい、起きろって。」
「んー?」
リコは両手を伸ばし目を開けると結月が居る。
「もう朝だ。」
結月はそう言ってリコの鼻を摘まむ。
リコはサッと顔を背け自分の鼻を押さえる。
「へ?!朝?」
「そう。もう5時だ。
此処じゃ風邪引くし帰ろうぜ。
朝一で編集部にも持って行かないと…」
「うん、解った。」
リコはそう言って動き出すし毛布を畳む。
するとリコのお腹が鳴る。
二人は止まり結月はリコを見る。
そして笑う。
「さっきも腹鳴ってたぞ。」
「え…」
「ラーメン大盛り食い行くか?」
リコは首を傾げる。
結月は笑う。
「けどこんな朝からじゃ流石に重いか…
それに店もやってねーな。」
「なんでラーメンて解ったの?
私、今めちゃくちゃラーメン食べたい!」
リコがそう言うと結月はケラケラ笑う。
「よし、帰って俺が作ってやるよ。
宇佐美家特性ラーメンを。」
「ホント?!」
「おう。ほらさっさと支度して帰るぞ!」
「うん!」
二人は慌ただしく帰る準備をし出す。
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