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リコはナツと結月の言い合いを見つめている。
ツナばぁ…こと小松ナツさんは見た目は小柄で可愛いらしい感じだけど話出すと、すぐに気の強さと芯の真っすぐさのようなものが見えるどこか御祖母様に似ているそんな人だった。
「おまえがリコかい?」
リコはナツにそう話し掛けられハッとしナツを見る。
「あ、はい!リコです。」
ナツはじーっとリコを見つめる。
「なるほどね。ひばりが
言ってたことがよく解る。」
………?!
リコは首を傾げる。
「で、もしかして…おまえたち
赤ん坊できたのかい?」
ナツがそう二人を見て言う。
「お、おう!」
結月がそう自慢気に言う。
「母さん…結月くんもパパになるんだって。
私達も年をとるわけねー。」
優子がそう言うとナツは笑う。
「それで、ここで産みたいんだ。
俺たちの子も。」
結月がそう言うとナツはどこか嬉しそうだ。
「私は母親と赤ん坊の父親には厳しいぞ。
覚悟はあんのかい?」
リコは少し顔が引きつる。
「あったりめーよ。俺のおふくろが
ツナばぁに着いて行けたんだ。
リコなら余裕だよ。」
結月はそう自信たっぷりに言う。
着いて行けた…?厳しい?みんな何を言ってるの?
リコは首を傾げている。
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