新年…そして入籍?!

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「だから!あんた辞めるっつって 急に不安になっただけだ。」 「………?」 「居た時は大して役に立ってんのか わかんねーとこあったけど… 居なくなるって思ったら… なんか急に不安になった。 だからマネージャーとして 必要としてたって、そういう事。 わかんねーの?意味…」 「……?」 リコはよく分からなそうに顔がハテナだ。 「ばっかじゃねーの。」 響は立ち上がる そして照れたように言う。 「だから怒ってたんじゃなくて 拗ねてただけだ。嫉妬もした。 ただそれだけのことだ。 けど赤ん坊はその…おめでとう。」 響くん…… 「けどなぁ…仕事辞めたって俺らの中じゃ あんたもマネージャーな訳だから これっきりってのはなしだかんな!」 「う、うん!」 「なんか困った事あったら、言えよな。」 「あ、りがとう…」 「俺らも相談する。」 「うん!もちろんして。」 「よし、話は終わりだ。」 響はそう言ってまた座り直し缶コーヒーをグビグビと飲みだす。 そんな響を見てリコは次第に笑い出す。 響くん…ありがとう。 マネージャーとして半人前以下だった自分に少し自信が持てたよ。 ありがとう。 リコはそんな事を思いながら自分もコンポタージュを飲み始める。
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