マタニティブルー?

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「うごいた…?」 「…?」 「ユヅ…!今…赤ちゃん動いたかも!」 「なに?!」 結月はリコへと寄りお腹を見る。 「あ、ほら!また動いた!」 結月は笑顔になりリコのお腹に手を置く。 「解る?にょろにょろ~って!」 結月はじーっとお腹にを見つめ手を置く。 「あ!ほら…」 「お!今のか?」 「うん!」 二人は笑う。 「よかった…。初めて感じた胎動…。 ちょっと心配だったの。個人差はあるけど 私の周期だともう感じる人も居るって。 赤ちゃん…ちゃんと此処で生きてるんだね。」 「おまえが笑ったからかな。」 「え?」 「今日のおまえ久々によく笑ってたし。 なんか解放されてるみたいな リラックスしてただろ?」 「うん、そうか。」 二人は笑う。 「不思議だな。おまえが笑うと こいつも楽しいのか。なんか妬けるな。 父親ってこんなもんなんかな。」 結月はそう言って笑う。 「けど…私はユヅが笑うと楽しいの。 てことは…まずユヅが笑ってないと… でしょ?だからユヅも繋がってるよ。」 リコがそう言うと結月は嬉しそうに笑う。 「あー早く会いてーな。こいつに。」 「うん。」 二人はお腹を見つめる。 「おいチビ太~!」 結月はそうお腹に話しかける。 「なにチビ太って…」 「とりあえず、こいつの名前。」 「やだ!チビ太って… もっと可愛いのにしてよ。」 「じゃぁ…ユジュニアか? ユヅキのジュニア…」 「もっとやだ。キモイよなんか… ドラゴ◯ボールに出て来そう…」 リコは呆れながら笑う。 「よし、男って解ったから、 そろそろ名前を考えよう。」 結月はそう言って動き出す。 リコは笑って結月を見つめている。
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