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その頃…スナックでは下っ端の男一人になっていた。 男はスマホが鳴り立ち上がる。 「大人しくしてろよ。すぐ戻るから。」 男はそう言って店を出て行く。 残されたリコ達は少しホッとした様に肩の力を抜いた。 「悪かったね。巻き込んじゃって…」 佳織がそう言うとリコと翼は佳織を見る。 「ねぇ…翼さん…一体どういう展開なの?」 リコがそう言うと翼は口を開く。 「いやね、龍之介のママに会いに来て少し 話をしてたら…いきなりあいつらが 乗り込んで来て…俺もよく解らないんだ…。 けど一つだけ解ったのはあいつら昨日 あのビルで亜衣ちゃんと俺を捕まえようと 追いかけて来た奴らと同一人物って事…!」 「え?!そうなの?」 「うん。」 翼は佳織を見る。 「ねぇ龍ママ…もしかして… 昨日の亜衣ちゃんの件に 何か関わってる?」 翼がそう言うと佳織は黙り込む。 てか、龍ママって…ん?初対面だよね? リコはそんな事が頭を過る。
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