「 LOVE 」

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「そして…御祖母様の死……。 流石に御祖母様の死はこたえたけど… またみんなが支えてくれた。 どんな時だって俺はみんなに 支えてもらってるな。 ホント、ありがとう…。」 悠は笑って結月を見つめている。 みんな結月を温かく見つめている。 「そして…俺達にこうして… 子供も生まれた。」 結月は隣でリコが抱いている赤ん坊を見る。 「俺に似て早くもせっかちなやつで 予定日より一カ月も早く、この世に 生まれてきた…。」 結月はそう言って笑う。 「リコちゃん、結月に似ちゃー 今から手がかかりそうだね。」 龍之介そう言って笑う。 リコも笑って頷く。 「幸い…母子ともに元気だ。」 結月がそう言うとリコは頷き皆を見る。 「それでだ…今日はここでこいつの 名前を発表しようと思う!」 「お!待ってました!」 「まさかホシオじゃないよね?」 皆はそう言って騒ぎ出す。 「俺は今でも星男がいいんだが リコのやつが嫌がってるから… 新しく考えた。二人で…」 「当たり前でしょ…星男って… ちょっと古風過ぎだよ…」 「俺は古風な名前がいいんだよ!」 「私だって古風な名前がいいよ。 けど…流石に…」 二人は言い合いを始めてしまう。 すると龍之介が手を叩く。 「ほら!いいから…早く 発表しろって…」 結月とリコはハッとし皆を見る。
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