離別

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「響ちゃん…どうして、すぐ 引き受けなかったの?」 穂と響はファーストフード店で話をしている。 「あの人、俺達の曲ちゃんと 解ってくれてる感じだったのに。 初めてじゃん!あんな風に 言ってくれた人!」 「さっきも言っただろ? 少しくらい焦らされても 態度変えないかどうか色々 試してみてるんだよ。」 「全く響ちゃんは用心深いよね。 仕事にも恋愛にもね…」 穂がそう言うと響は穂を睨む。 「ごめんごめん!怒んないでよ。 あ!あの人ポラリスの人だったんだ! ポラリスって言ったら小さいけど 結構有名なモデルや俳優が所属してるよ? スゲー!凄いよ響ちゃん!」 穂がそう言うと響は穂が持っていた名刺をサッと奪う。 そして事務所の名前を確認している。 穂はそんな響を首を傾げながら見つめている。
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