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こっちは高校1年の光太と敬より年下の中学2年だが、幼なじみである。
「少しまったんだけど」
泉実は頬を膨らませてこちらを見てくる。
「あー、ごめんごめん。まあ、後輩が仮にも先輩の俺らを待つのは当然でもあるけどな……」
光太は後半はなるべく小さめの声で言った。
「だったら、男が女の子を待たせ無いのは普通だと思うんだけど」
泉実はさらに頬を膨らませて言う。
「……わかったよ、これからは気をつけるよ」
等と話しながら、そう長くは無い道を歩き、学校へ向かう。
これが、平和ないつもどうりの日常。
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