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「ふん、仕方ないわね……あんたじゃ不安だから、私が作るわ」
日野が作ろうとしたのをみて、自ら作る、と意気揚々に言う空乃。え?作れんの?なら頼むかn
「待て待て、俺が松陰くんの作る様子見てるから……空乃はいいよ」
……おい、何故大量の汗を出しているのだ!?翔一よ!!!
「空乃は料理が出来ないんだよ、なのに作りたがるんだ」コソッ
あぁ……つまり、ダークマターが生まれると?うん、ナイス判断!紳士翔一!!!
「じゃあ、台所貸して……エプロンとかも貸してくれるとありがたい」
どうやらダークマター出現は防げた日野と翔一。冷蔵庫にある食材は好きにしていい、と澪華が言っていた。
好きにするか……待ってろよ、我が昼食よ……
「ふふふ……いくぜ……食材よ!!!」
(あぁ……ダークマター出現の予感)
食材を見ながら何やら呟く日野を見た翔一。ものすごい不安なのは、見たら分かるだろう。
怪しい、とてつもなく怪しい。
だが、次の瞬間──
トトトトトトッ
シャー
グツグツ
…………
「……すごっ……栄養士なのか?」
素晴らしい手際のもと、直ぐに料理が出来ていく。直ぐに出来てる割に味見をしっかりしている日野。しかも、うまくいったらしく頷いている。
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