ほのぼの牧場?

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──── ここは……何処? 図書館みたいだな…… それにあれは……俺? でも、隣の女の子は誰だ? 「……ミ……カ」 ミカ?何だろう……懐かしい? ──── 「……はっ!!!」 ガバッと上体を起こす日野。どうやらソファの上で寝ていたようだ。 「ここは……図書館か?」 先程の夢に出てきた図書館に、とても似ていた。いや、同じかもしれない。 周りには、沢山の本が山積みになっており、ぶっちゃけ汚ない。何かないかと周囲を見回していると、部屋の戸が開いた。 「あ、松陰くん……だよね?」 この少女が、日野を助けてくれたらしい。しかし、日野には気になることがあった。 「そうだ、俺は日野松陰だけど……てか、君は?」 日野はこの少女に面識がなかった……。何故自分の名前を知っているのか……。日野は聞かずにはいられなかったのだ。 「え?……覚えてないの?」 少女は、何故自分を知らないの?と言った反応だ。 「あぁ……もしかして、昔仲良かったのか?俺ら」 どうにも昔、ここで生活していた時の記憶がないのだから、予測でしかない……現実的な発想だが、確率は高いだろう。
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