☆事件ファイル1☆

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 夏の渇いた風が吹いた。チャイムの音が真っ青な空に吸い込まれていく。 星野学園高等部、昼休みの賑やかな教室。  お弁当を食べながら、思い出したように親友の理子は口を開いた。 「…ねぇ若菜さぁ、『裏会』の噂、知ってる?」 「!!?ぶふぇぉ!えほぉえふぉぐふん!ぐふん!ぶ、ひっ苦し…っww(笑)」  私は食べていたおかずを喉に思いっきり詰まらせ、苦しみ悶えた。 (ちなみに私は上村 若菜(うえむら わかな)という) 「ちょwww」  私のあまりの悶えぶりに、周りにいたクラスメイト達が若干引いていた。そんな目で私を見るんじゃない!
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