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「僕は王欄<おう らん>。名前から分かる通り中国のものだ」
小柄だが、どこか威厳・・・というべきか、風格がある少年だ。
「朴珠愛<パク チュエ>、16歳です・・・」
(あ、この人韓国人だ)
韓国ドラマをたまに母が見ていたので、すぐ名前で韓国人だという事がわかった。
「僕、Simon L Hedman<シモン・L・ヘドマン>」
奥手なのか照れ屋なのか、顔を隠しながら言った。
「Roldan A Galvez<ロルダン・A・ガルベス>だ、よろしく」
他の外国人は流暢に日本語を話していたが
この人だけは少し訛りがあるような感じだった。
「俺の名はAlvi U Hahto<アルヴィ・U・ハハト>だ、しっかり覚えてくれよ」
よく映画などでみるスポーツマンのような見た目だ。
(ん、順番的に次は俺か・・・)
「俺は乱。華道乱だ」
慌てているのを隠しながらさっさと自己紹介をした。
「私は加藤優姫、14歳の中学3年生です」
(さっきの女の子だ、よく見ると結構可愛いな)
「Reinwald<ラインヴァルト>だ」
落ち着いた声で最後の少年は名乗った。
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