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俺が目を開けた事に気づいたのか少女が駆け寄ってきて話しかけてきた。
(日本人なのはわかるが、髪の毛がすごい濃い茶色だな・・・)
「あの、大丈夫ですか?」
「あ、あぁ体は大丈夫そうだ。ところで・・・ここはどこなんだ?」
「私にもわからないの・・・」
俺はまだクラクラしながらも体を起こし、周りをよく見てみた。
まだ倒れている人も、自力で起き上がろうとしている人もいる。
(よく見れば皆、見た目は俺と同い年か近いぐらいだ)
「私、他の人も起こすから」
「あぁ、君・・・名前は?俺は、華道乱。乱れるって書いて『みだれ』」
「私は加藤優姫<かとう ゆうき>。乱くんも皆を起こすの手伝って」
そう言いそそくさと他の倒れている人を起こしに行ってしまった。
(さて、この状況はよくわからないが俺も手伝うとするか)
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