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………………ッ……ピクッ。 ガバッッ! 「つまらねぇ!!」 「なんだよ いきなり起き上がって 第一声目がそれかよ,最近いつもおなじこと言ってるよな サン。」 昼寝から突然起きた俺,夜空太陽【よぞらたいよう】に的確に突っ込みをいれてくれるのは,俺の中学時代からの親友,大空翼【おおぞら つばさ】である。 “サン”とゆうのは,太陽を英語で“サン”とゆうのを,翼がしって,それ以来あだ名になっているのだ。 俺もまんざら嫌いではない。…とは言え,俺だけサンってよばれるのはなんだか不公平を感じた俺も,翼のことを“ヨク”とよんでいる。 「それより次の授業ってなんだ? ヨク。」 「?……ハ?次の授業?……ぇっと…次の授業は数学だよ。 まぁその前にメシがあるけどな。」 ん?………もう昼か!? 少し寝すぎた…かな? …まぁいいや。 「……もうメシか! 一緒に食おうぜ ヨク。」 「あ……あぁ。」 「って“サン”おまえいつから寝てたんだよ!?」 「いつからって……ハムッ…モグモグ…いつじくんめ,はじむって…モグモグ…ゴクッ…すぐくらいからだけど?」 「一時間目って…寝すぎだよ!!」 「そうか?まぁいいじゃないか,気にするなよ……パコッ…(ごちそうさま)ぼそッ。」 「それより早く食えよ 食わねえのなら俺が食うぞ ヨク の母ちゃんの弁当いつもうまそうだから。」 「おまえ 人を誘っといてもう食っ…………はぁ…。」 「なぁサン いつも“つまらねぇ”って言ってるけどなにがつまらないんだ?」 「俺にはいつも楽しそうに見えるのだが…。」 「…ぇ? ………。」 そうか,…そういわれると,確かにそう見えるのかもしれない。 でも…。
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