3人が本棚に入れています
本棚に追加
………………ッ……ピクッ。
ガバッッ!
「つまらねぇ!!」
「なんだよ いきなり起き上がって 第一声目がそれかよ,最近いつもおなじこと言ってるよな サン。」
昼寝から突然起きた俺,夜空太陽【よぞらたいよう】に的確に突っ込みをいれてくれるのは,俺の中学時代からの親友,大空翼【おおぞら つばさ】である。
“サン”とゆうのは,太陽を英語で“サン”とゆうのを,翼がしって,それ以来あだ名になっているのだ。
俺もまんざら嫌いではない。…とは言え,俺だけサンってよばれるのはなんだか不公平を感じた俺も,翼のことを“ヨク”とよんでいる。
「それより次の授業ってなんだ? ヨク。」
「?……ハ?次の授業?……ぇっと…次の授業は数学だよ。 まぁその前にメシがあるけどな。」
ん?………もう昼か!?
少し寝すぎた…かな?
…まぁいいや。
「……もうメシか! 一緒に食おうぜ ヨク。」
「あ……あぁ。」
「って“サン”おまえいつから寝てたんだよ!?」
「いつからって……ハムッ…モグモグ…いつじくんめ,はじむって…モグモグ…ゴクッ…すぐくらいからだけど?」
「一時間目って…寝すぎだよ!!」
「そうか?まぁいいじゃないか,気にするなよ……パコッ…(ごちそうさま)ぼそッ。」
「それより早く食えよ 食わねえのなら俺が食うぞ ヨク の母ちゃんの弁当いつもうまそうだから。」
「おまえ 人を誘っといてもう食っ…………はぁ…。」
「なぁサン いつも“つまらねぇ”って言ってるけどなにがつまらないんだ?」
「俺にはいつも楽しそうに見えるのだが…。」
「…ぇ? ………。」
そうか,…そういわれると,確かにそう見えるのかもしれない。
でも…。
最初のコメントを投稿しよう!