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「……そうだったの。無事で嬉しいわ」
昨晩の出来事の説明を終えたミリをケシーが優しく抱きしめる
「あの、フィーナ隊長は……」
ミリが尋ねるとフィーナにローブを着た女性が答えた
「ミリ様。フィーナ二等魔騎士の元素バランスを戻しました。じきに目を覚まします」
彼女の着るローブの胸には二枚の翼が描かれている。つまり彼女は加護隊と呼ばれる魔法士の一員であることがわかる
「良かった……ルーレンスさんありがとうございます。」
ミリはほっとして壁に寄りかかった
「でも、ゲイルという方はかなりの腕前なのですね」
ルーレンスはフィーナを見ながら呟いた
ルーレンスがフィーナを見たとき既に元素のバランスは戻りつつあった
バランスを直せるのは上位の魔法を使わなければならない
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