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ケシーに言われてミリは受け入れざるをえなかった。彼女は彼に助けられたのだ
「私も会ってみたいです。魔法使いにとって彼らは皇女の次に信仰されてますから」
ルーレンスの言うとおり彼らは国を跨いで信仰されている。誰も顔を見たことがないのに
「ルーレンス、彼女を診てきて頂戴」
うっとりとした顔のルーレンスにケシーはお願いをした
命令ではなくお願い。しかし彼女はわかりましたと答えて二人から離れた
「疲れてるでしょ?。今は寝なさい……ララバイ」
ケシーが指をふるとミリは瞼が重くなって眠りについた。ケシーの睡眠の魔法がミリにかかったのだ
「まだ核心を知るには早い。でも……彼らは待ってくれない」
ケシーの呟きは誰にも聞こえる事無く宙へ消え、窓からはアナトリアが見え始めていた
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